御曾曾けいのログ

ただの老いた人間です。

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読書の快感を私は知っている

読書家というほど小説を読んではいませんが、私は活字が大好きです。子どもの頃は本の虫を自称するほどでした。
大人になると読書頻度はぐんっと下がったものの、完全には活字離れしていません。今後もつかずはなれずな趣味でいる予感がします。

 

なぜかというと、活字の快感はずっと覚えているものだからです。

 

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大人の読書

読書家の友人が身近にいなかったので、分厚い小説を読む私を周りは「すごいね」と褒めました。
その度に「漫画は読むのになんで小説は読まないんだろう」と何度も不思議に思ったものです。フィクションで、少年少女が活躍して、ハラハラドキドキするストーリーは小説も漫画も同じなのに……。

読書

その答えは社会人になった時に分かりました。
読書には“想像力、記憶力、集中力”の3つの力が必要になります。頭の中で物語をイメージして、文章に沿って頭の中で展開させるのにはかなりの力がいります。
大人になって私はこの3つの力の衰えを感じました。自由な時間も昔に比べると格段に少ないです。そして、たまった疲労を一晩で回復させないといけないので、おのずと読書の優先度は下がっていきます。


その点漫画は、気軽に楽しめる娯楽そのものです。
漫画は絵の情報が強く、イメージの負担がないのが強みです。こればっかりは小説に勝ち目はありません。絵も文字もそろってるなんて強すぎますよ。


活字離れといわれたら納得してしまう私ですが、短所は長所だとも思っています。

小説の魅力もそこにあるのです!

活字の快感に溺れた経験

読書

小説の魅力はイメージを膨らませることにあります。文字だけの情報から頭の中でイメージするのとてもは大変です。でも、同時にとんでもなく楽しい作業なんですよ。


見たことのない生き物を目にした時、食べたことのない料理を口にした時、美しい音楽を耳にした時、それを想像しながら読んでいくと、いつの間にかそれはキャラクターの体験から自分の体験へ錯覚していきいます。感情が激しく揺さぶられる作品だと、キャラクターと自分が同化してしまう時があるほどの体験になります。


面白い作品というのはすべからく見たことのないものを見せてくれるものです。手に汗握るストーリーに出会った時の衝撃、読み終えた時の気持ちのいい脱力感。「気持ちいい」の一言に尽きます。

気持ちよくなりたいので私は小説から一生離れられられません。活字の快感に溺れた経験が忘れられないのです。

 

読書をしたいけど何を読んだらいいか分からない。そんな風に迷ったら、自分が主人公になった時にどういう体験を味わいたいかで、本を探したり、あらすじを読んでみてはいかがでしょうか?

きっとあなたにピッタリの本が見つかると思います。

 

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