御曾曾けいのログ

ただの老いた人間です。

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何をやりたいのか分からなくても焦る必要は無い

こんにちは、御曾曾けいです。今回のテーマは「3年生」です。

中学3年生と高校3年。同じ最高学年でも、私の心は全く違うものでした。そこには、私自身さえも感じた「成長」があったのです。

 

おいくら

中学と高校、同じ3年生でも心が違う

女子高生



中学3年生の時、進級して思ったことは、3年生になっても特別何かが変わることはないということでした。小学生の時や中学1年生になりたての頃、3年生は随分とお姉さんに見えたものです。

受験生になったことで、授業中頻繁に「受験」という言葉を耳にすることになりますが、あくまでそういった自分の環境が変わるだけ。私自身に何か変化があったのかといえば、答えはノーでした。

 

昔と比べて背は伸びて、授業で身に付けた知識も増えています。でもなぜ、自分は変わっていないと感じたのか?

おそらくそれは、1年生の時と比べて、心に大きな変化がなかったからです。

そのことに気づいたのは、高校3年生に上がった春。中学の時と同じく受験を迎えた時に、自分が何をしたいのかを考えた時でした。

高校受験の時には、特別やりたかったことがなかったため制服の可愛さで学校を選びました。けれども、大学は自分の学びたいことが学べるところを選びました。

中学とは明確に進路に違いが出てきた背景には、高校に入った時にできた「やりたいこと」が理由としてあります。

 

2年生に上がった頃から、私は文章を書くことに楽しさを覚えていました。そこから文章を学べる学校に行きたいと思うようになり、それが学校選びの基準となったのです。3年生になった時には既に志望校が決まり、指定校推薦*1を狙って、勉強と面接の練習を頑張りました。

 

そんな私を見た家族は「昔と比べて変わった」と言います。中学3年と高校3年。たった3年という歳月の間に、変化があったのです。

 

大人の階段をのぼる

少女 成長

高校で生活している間に、自分で将来を決められるようになったこと。これを一言で表すならば「成長」でしょう。

 

家族の中でも、すぐ傍にいた母は私の成長にいち早く気づきました。「高校3年となった時にようやくしっかりしてくれた」と後に母は語ります。制服で高校を選んでしまった過去を知る母からすれば、私の高校卒業後の進路はさぞかし心配だったことでしょう。

しかし、私は中学1年からの高校までの6年という時間を経てようやく芽が出たのだと思っています。土の中でいろいろな経験をしながら培っていったことで、自分の未来が決められたのです。

 

大人から自分の将来を考える時間を与えられたものの、何も浮かばない人も3年生の中にはいるかと思います。しかし、自分が何をやりたいのか分からなくても焦る必要はありません。浮かばなかったら、ポジティブに芽を出すためにいろいろと準備中だと考えればいいのです。

 

昔と比べて成長した。最終的にそう思えたら、大人の階段を上がっている証拠だと思います。

 

おいくら

*1:指定校推薦…推薦入学のひとつで、一定の成績をおさめた生徒を学校が推薦する制度。試験内容も通常の試験と比較すると簡易なものが多い。